コシヒカリ
作詞：774
ねぇ 炊けない米など無いと思えたのは
いつだってお釜が そこにあるから
｢ゆっくりしていってね｣ 強く想うけれど
あたしはお米へと 何をしてあげれただろう
お米粒ひとつ見つけたら 願い叶うかな
忘れてった弁当を 届けてくれるのかな
｢忘れてる。｣ 心から伝えたい この米を
今だから気付けた弁当が ここにあるから
寄りかかるゴマ和えも から揚げもだし巻きも
不器用なあたしの弁当 二段目 コシヒカリ
ねぇ あなたへあたしの米は研げてますか？
そのお釜の奥へ 届いてますか？
スイッチをひとつ押してたよ 同じ色のボタン
そのお米が無事に 炊きあがりますように きっと…
新しい炊飯ジャー まぶしくて 見落とした
コシヒカリ 愛しく想うほど うまく言えないけど
｢まちがえた。｣ 芯がある半ナマの この米を
今だから気付けた「保温」は ずっと忘れないよ
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